※ネタバレありです。
ガンダムファンのとりあえず言っとけシリーズ「ハサウェイのアニメ化マダー?」をついに現実のものとした「閃光のハサウェイ」をようやく劇場にて鑑賞!(2021年6月)
度重なる延期で待たされたけどその分の期待に応えてくれる制作側の熱意が伝わる力作だった!
自分は原作小説は未読でGジェネやスパロボでストーリーを大まかに知ってる程度のにわかなのでちゃんと作品に触れるのは今回が初。
全てのシーンを全力で作っているのが分かる画面の充実ぶりがとにかくすごい!
変更されたハサウェイの声優も大きな違和感はなく、今までゲームでしか動くところを見れなかったクスィー、ペーネロペー、メッサー、UCでお菓子食べてる間に制圧されたグスタフ・カールが動き回ってるのを見てるだけでテンションが上がる!
ストーリーの方は3部作ということで、もちろん途中までだが魅せるべきところはしっかり魅せて終わってくれるのでかなり満足感あったな。というか本当に90分か!?という体感時間だった。めっちゃ長く感じる、良い意味で。
以下ストーリーの流れに沿って場面の感想をダラダラと。
・シャトルのハイジャック
連邦が身代金払えば解放すると言われた直後「なら安心だ」と言わんばかりの要人達の態度がダメさを物語ってて草。
結果めっちゃ勝手にしゃべるわ意見するわで偽マフティーに撃たれる。いやそりゃ撃たれるよ!
・応戦しようとして止められるケネス
視聴者目線で見るとこの時点でのケネスは乗務員さん口説こうとしてたりギギにレスバで押され気味だわで頼りなく見えるが最後まで作品を見てこの場面を振り返るとケネス一人で制圧できたんじゃと思えるのはしっかり作品の中で強者として描かれていたことの証明でもあるのかな。
・取り調べにきた調査局の部長ゲイス
こういうときの調査官って十中八九無能というのが勝手なイメージなんだけど話の分かる有能な人が来て驚いた。
「おいおいノアさんよぉ!」とか言ってきそうなのに。
この人他にも出番あるし作中でやけに目立つなと思ったらCV佐々木望だと聞いてビックリ。申し訳ないことに鑑賞中は全然気づかなったんだがそりゃ有能だよ!
マジンガーインフィニティの艦長ポジションだったんだな。お前が本物のマフティーか。
・ホテルにて
ハサウェイのシャワーシーンが堪能できた。お爺さんが川へ洗濯に行くぐらいのミステイク。くそっギギのサービスショットはハサウェイが独占か!
・マフティーの襲撃
待望の戦闘シーン!メッサーもグスタフ・カールもかっこいい!のだが2機とも機体色が濃いのと夜間戦闘ということもあり画面が暗い!ビームサーベルなどのエフェクトが映えるのでこれはこれでいいのだけどもうちょっと明るくてもよかったような。
連邦はゾルタンもびっくりの撃っちゃうんだなぁこれがの連発でガウマン同様こっちもビビる。
避難中はハサウェイのギギの運び方がどんどん雑になっていくのが面白い。ギギの持ち方でピンチ度が分かるシステム。
それにしてもガウマンのメッサーがハサウェイのスタンドかと思うくらい追尾してくるの草なんだ。
ハサウェイとギギを潰す以外の目的がなきゃそこ登らないだろ!って思うグスタフ・カールも相当ヤバい。
下手に逃げずにホテルのエレベーターに置いてきた二人のほうが安全だった気さえする。
・戦闘終了後
ジェガンの唐突かつ貴重な消火シーンにテンションが上がる!
お前は現役を退いて市民の生活を守っているんだな!やっぱジェガンはすげぇよ。
でもこの十数年後バビロニアの相手させられるんだよな・・・。
そしてさり気なく3機撃墜されてるグスタフ・カール。
・マフティーへの合流
トレーラーでも見れた海岸でのシーンがやはり野原ひろしがガンダム世界に転生した映像にしか見えない。
おかげで空港からボートに乗り込むまでが昼メシの流儀。マフティーに合流するみたいだ!テンション上がるなぁ!
・君の名は
マフティーと合流してからは潜水艦を撃沈したとめっちゃテンションあがってるモヒカンが気になって仕方なかった。やつの名はゴルフ!二度と忘れん!
目かわいいし気はいいしハサウェイのヘルメットかっこいいって言ってるし絶対いいやつ。
・クスィーの空中受領
エメラルダの緊張が伝わるようなじっくりと描かれるドッキングシーンがいい。
ハサウェイもやっていたが『パイロットが自分の機体に声を掛けるシーン』というものが自分は好きなんだなと再認識。
相手が物言わぬメカだとなおさらよし!
アムロの声の使い方もうまかったな。たった一言ながら緊迫した場面でハサウェイと観客が同時にハッとなる演出。
・ペーネロペーとの戦闘
ガウマンとレーンはなんだかんだいいコンビに見えたのが面白かった。
レーンの人質解放方法も豪快だがハサウェイの回収方法も豪快だった。
お前らもう少しガウマン君の気持ちになってやってください。優しく抱いて!
怪物的なシルエットをした二機の高速戦闘で作品のボルテージがガンガン上がっていくのが素晴らしい。
これが見たかった!と思わせてくれる素晴らしい出来。
ビームライフルを囮にした決着はアムロのギュネイ戦をちょっと思い出したな。
ただここでも画面が結構暗かったのがちょい残念。
とにかく全編通して超豪華なビジュアルで眼福!見たいものを見せてくれたという率直な嬉しさ。
今作のエンディングが爽やかな感じで終わっているのを見ながら物語の結末を思うと、
続きを観ること自体に若干の怖さもあるけどやはりラストシーンこそ作品のキモだと思うのでしっかり最後まで描ききってほしいな。