チャド茶団

雑記ブログ。ゲーム・アニメなどの話題多め。

【感想】『負けヒロインが多すぎる!』を観る

前期話題になっていた作品『負けヒロインが多すぎる!』を観る。今更なのは一気見したかったので終了まで待っていたせい。

ネタ感満載なタイトルとは裏腹にお話自体はしっかり人間関係を描いた内容で演出もキレキレ、テンポもよくて一気にラストまで見てしまった。名曲をカバーしたエンディングは絵作りもセンス抜群で中でもLOVE2000のインパクトがすごかった。

この作品、主人公である温水君の嫌味のなさのおかげでとても見やすい。自分自身を脇役と捉えてはいても斜に構えて自分以外の人間を見下したりもしない。友達こそいないが何かあればクラスメイトから普通に話しかけられてるし避けられてるわけでもないので第三者目線では普通にクラスに馴染んでいるように見えるね。しかし謎の誤解はあるらしい。

メインヒロイン?となる八奈見さんはとにかくかわいい。古今東西おいしそうに食べる子が一番かわいいに決まってるんだよな!食べ過ぎな気もするけど!全編通してその場にいるだけで画面が明るくなるし決める時はしっかり決めるヒロイン兼相棒で温水君と二人で軽口をたたいてるときが一番輝いてる。お弁当の値段釣り上げるために唐揚げ入れてドヤってるシーンが個人的にお気に入り。直後の卵焼き入れようとしてくるところも実にかわいい。

メインヒロイン3人はもちろんのことサブキャラ達がしっかり魅力的なのも良かった。文芸部の雰囲気が優しくて小鞠の居心地の良い空間という言葉に嘘偽りないのがしっかり伝わるのも良し。部長、本当にただただ良い人じゃねーか!あと古都さんのデザインが個人的に超ストライクなので羨ましいぞ部長!

イチオシはクレイジーストーカー高木さんこと朝雲千早さんですね!高木さんも西片に発信機や盗聴器仕掛けてそうだし実質高木さんでは⋯?初登場時こそ正統派ヒロインかと思った自分の見る目のなさよ。しかしあれだけぶっ飛んでいても作品屈指のかわいさなので存在がずるい!

視聴前は「神のみぞ知るセカイ」のように八奈見さんを相棒にして次々現れる負けヒロイン達を救済していく作品だと思っていたが全然違う作品だったw

ヒロインたちの失恋から始まる物語ではあるが、温水くんはヒロインたちを失恋から救済する主人公というよりなんとなく一緒にいて「いつか勝手に他の人を好きなる」までの時間を早めてくれる、そんな存在であるように感じた。

しかしこの作品、アニメ化した範囲で3人のヒロインについてはやること全部やりきったし締めもキレイだったのでこの先どう展開していくんだろう・・・?二期もありそうではあるがいつになるか分からないのでちょっと原作買って追ってみよう!果たして制服にリボンが4つある謎は解けるのか・・・!?