チャド茶団

雑記ブログ。ゲーム・アニメなどの話題多め。

【PS2】『アルゴスの戦士』プレイ感想!

2002年に発売されたPS2ソフト『アルゴスの戦士』を2025年にプレイ!
魔人の軍勢にさらわれた姫を助けるため筋肉隆々なマッスルメンが超強い神の盾、ディスカーマーをブンブン振り回して敵をなぎ倒していくアクションゲーム。ローマの漢の筋肉、見せてやるよ!

このゲーム、当時TSUTAYAの一部店舗で行っていたゲームの体験版をレンタル出来るサービスでプレイした記憶がある。あの頃は体験版がレンタル出来るなんてすごい!と思ったが今はネットで体験版をDL出来るんだからすごい時代だぜ。体験版のパッケージ配布がなくなっちゃったのは寂しいけど。

とまぁ、そんなわけでゲームとの出会い自体は20年以上前に済ませており、数年前に中古ショップで安く売っていたのをなんとなく購入。今日までケースの奥底で寝かせていたんだが最近個人的に巻き起こっているPS2ブームの流れでついにプレイに到る。実に発売から20年以上もの時が経っていた。

まずプレイして思ったのはアクションの手触りがとてもいいということ!ディスカーマーを振り回す気持ちよさが画面からちゃんと伝わってきて爽快感もあり。攻撃モーションもカッコいい!

性能が異なる3種類のディスカーマーはメニュー画面を開かなくてもボタン一つで瞬時に切り替えられるためゲーム中の煩わしさがないのが素晴らしい。コンボルートも豊富で敵や状況に応じて武器を切り替えながらゲームを進めるのが楽しい。個人的には敵を振り回してぶん投げられる冥が一番使っていて楽しかったな。

呼び出せる召喚獣もそれぞれのディスカーマーで異なり結構手が込んでいる。どうでもいいけどケルベルスを呼び出す時のボイスが「ハンバーグ!」にしか聞こえない。師匠!

フィールドに関してもしっかり作られていて、特にメインフィールドは各ダンジョンへのポータルも兼ねていて広さにも驚いた。単純なステージクリア型だと思っていたので探索含めてフィールドを走り回るのはなかなか楽しかった。ミニマップが表示されてるのも好印象。
また、売りにしているだけあってフィールドに設置されているオブジェクトも破壊出来るものが多い。中には「これも壊せるの!?」っていうものもあって驚かされるが、逆に「これ壊せないの!?」ってガッカリすることも多いので実質プラマイゼロ。

グラフィックも高水準で風景なんか今の基準で見てもかなりキレイでビックリ。ボスの造形もよく出来ていて全体的にとても丁寧に作られていると思う。

残念だったのはやはりストーリーの薄さ。白米に小麦粉かけたくらいの味しかしない。登場キャラもぽっと出のラスボス含め6人くらいしかいないので、話のスケールこそ大きいが内容自体は小ぢんまり。展開や魅せ方も雑で冒頭からRTAでもやってるのかと思うくらい爆速で進む。クレオパトラが唐突な自分語りをゼーンに聞かれていたことに驚いていたが聞かせてたんじゃなかったんかい!

一応ヒロインだと思われるハルモニア姫はシナリオ的にもデザイン的にも母ちゃんのほうが圧倒的に恵まれていてさらわれ損なのだが、終盤ムービーで突然歌い出したのは正直すごい面白かった。わけわかんなくて同じくらい戸惑ったが。

ゲーム中のカメラは鬼武者のような固定式。というかザコ敵の出現の仕方だったりやたらと鬼武者を彷彿とさせる。

特にこの武器のグラフィック感、これはもう鬼武者だろ・・・!

ただ鬼武者と違い中距離で戦う場面が多く、敵が画面から見切れる場面が多かったのはちょっと気になった。あと固定カメラのシステム上仕方ないがカメラが切り替わるタイミングでスティックの入力方向が変わってグダグダになることが多く、ジャンプアクションを要求される場所でも高低差や方向が分かりづらくなることも。

■まとめ
20年以上経った今でも十分に遊べる良質なアクションゲームだった。ゲーム自体は初見でも6時間ほどでクリア可能で発売当時に定価で買っていたらボリューム不足だと文句も出ていたと思うが、今では低価格でサクッと遊べるメリットに。

何よりゲームクリアで解禁されるピザーマモードのおかげでもう一周新鮮な気持ちで遊べるのがありがたい。.hack//GUで実装されていないと思ったらこんなところで生きていたのかパロディモード!闇のピザ屋、ティターンとの戦いはこれからだ・・・!!