【感想】約束の地リヴィエラリマスター【Switch】

GBA版を途中でやめ、PSP版も途中でやめた半端者がリマスター版でついにクリア！約束の地リヴィエラリマスター！

GBA版発売から数えると２０年越し？ちょっと年数に震えるんですが。

難易度はノーマル。モードは当時のリベンジも兼ねているのでもちろんオリジナル。当時の自分が途中でプレイをやめた理由を忘れていたのだが今回久しぶりにプレイしてその理由が垣間見えた。

【以下ネタバレあり】

まず、アイテムの所持制限。

このゲーム、アイテムは武器、サポートアイテム、回復アイテムなど全て合わせて１５個までしか持てないのだが次々に新しいアイテムが手に入る。その度にアイテムを１５個以内に収まるよう取捨選択しなければならないのだがこれが辛い。何が辛いって「あれもこれも取っておきたい、捨てたくない」という自分の貧乏性スピリッツに精神的負荷がめちゃくちゃかかる。恐らく両方大した価値がないであろうアイテムのどちらかを残すかで脳内議論が止まらなくなる！辛い！難易度的な意味では問題ないのだがあくまで自分の精神的な問題、故に辛い。

そして恐らくこっちが当時やめた決定的な理由だと思うがこのゲーム、イベントなどで頻繁に選択肢が登場する。

選択肢が複数ある場合、選んだ選択肢によっては見れなくなるイベント、行けなくなる場所、手に入らないアイテムなどがたくさん存在する。明確なこっちが当たり、こっちがハズレという選択肢もあるにはあるが基本そのままゲームが進行してしまうので「あれでよかったのか？」という思いを抱えたまま進むことが多くなる。自分のような「攻略情報は見たくない、しかし宝箱は見逃したくない」みたいなワガママ神経質プレイヤーには結構な精神的ストレスになる。

選択肢を間違えたり別の選択肢を選んだ展開も見たかったな、と思っても当時は多分ソフトリセットか本体の電源を切ってタイトル画面からロードしてやり直すくらいしか方法がなかったんじゃないかな？倍速機能もなかったのでゲームスピードはかなり遅かったはず。ここらへんが重なってそのうち面倒になってやめてしまったんじゃないかと。

まぁどれもプレイヤー側である自分が勝手に感じていたストレスなのでゲーム側が悪いということではない。単に自分に合わなかっただけ。

と、それを踏まえて今回リマスターをプレイした感想はとても面白かった！追加された機能もかなり快適で上の問題点もシステム側でかなり緩和されている。

嬉しかったのはオートセーブ機能とメニュー画面からタイトル画面に戻れること。オートセーブは優秀で、フィールド移動の度にセーブしてくれるしATを消費したタイミングでも逐一セーブしてくれる。なので他の選択肢を試してみたくなったらメニュー画面を開いてタイトル画面に戻りロードすることで気軽にやり直すことができる。まぁメニュー画面から直接ロードさせてくれたらもっと楽だったけど贅沢は言わない。

ゲームスピードの倍速機能も嬉しかった。元のゲームスピードはかなり遅くて正直移動シーンとかはかなりもたつくので快適さが段違い。自分は基本３倍速でプレイしてイベントシーンでは等速に戻していた。ただ各章の開始に流れるナレーションも倍速の影響で高速スクロールされていまい読めなかったときがあったのはちょっと困った。ログにも残らない！

戦闘は必殺技習得の方法や全体的に命中率が低い点など不満もありつつ個人的には割と楽しめた。最初は練習バトルのBGMがあまりにカッコよすぎて使われる場所間違えてない？と思ったけど必殺技習得のため何度も何度も練習ステージに通うことになるのでよく考えられた選曲だと思った。おかげで飽きなかったぜ！

ストーリーに関しては悪くはないけどちょっと気になる点も多かったな。結局神界がどういう存在なのかもよくわからなかったし神界の考えもヘクターを通してしか語られてないので実際どうなのかも分からない。告死天使の存在も別に特別感はなかったな。エクセルとレダの関係もそこまで描かれていなかったのでユグドラル領域でのイベントもちょっと急に感じた。マリスもまさかセレネ加入以降ユグドラル領域まで出番が全くないとは思わなかった。そのせいでユグドラル領域から最終決戦までに重要なシーンを全部詰め込むような感じになっていてちょっと急展開というかバタバタしてしまっている感。

だがしかし何よりこのゲームの肝はキャラクターのかわいさ！ヒロインみんなかわいいし主人公のエクセルもかわいい。ロゼもめっちゃかわいい。多少ストーリーが気になってもみんなのかわいい会話で全てカバーできるので問題なし！

全体の感想としてはとにかくリヴィエラというゲームをクリア出来たのが個人的に何より嬉しかった！そして今プレイしてもちゃんと面白かった！そして全部かわいかった！